けやきひろばビール祭り2022秋に行ってきました
2022/9/16(金)こんにちは、JIMです。
今回は今週木曜から始まりましたけやきひろばビール祭りに行ったときのレポートになります。
事前にホームページを見た私は愕然としました。
限定ビールを集めた特設ページがあり、各ブルワリーさんはシークレットビールを用意しているみたいなんです!
こんなの2時間で飲み切れるわけないじゃないか、と狼狽える自分を奮起して行ってきました。
行ってみてわかったことは、無理にシークレットに飛びつかないこと、ですかね。( ´∀` )
それでは書いていきます。
概要
けやき広場ビールフェストは、2022年9月15日~19日に行われているイベントです。
会場はさいたまスーパーアリーナで、15日は16時から開催でした。
私は15時過ぎに会場に向かい当日券を購入、時間になるまでアリーナの周りを散歩してました。
S2入場口の左にエスカレータがあり2Fに行くことができます。二階を歩いていくと会場の中を一望できるスペースがありましたよ~。
これほどの大きな会場をビール好きが埋め尽くすことを考えるととても幸せな気分になれますね!


いざ入場!からの1杯目 秋田あくらビール なまはげIPA
16時を迎えて早速入場しました。
会場はとても広いのですがパンフレットは特に存在せず、会場マップはHPで見るか会場入り口の大きなマップを見るしかありません。
しかし大丈夫。2階から事前に初回ルートをイメージトレーニングしていた私は一目散に目的ブースへと向かうのでした。
記念すべき1杯目は、前回のビールイベント(ビアフェス東京2022)の飲むことが叶わなかった秋田あくらビールさんのなまはげIPAです。
前回飲めなかった分、飲めた時の高揚感がすごいですね。そしてこれがWBCゴールドの味!うまいです。
しっかりと効いたホップ香、棘もなくスムーズな飲み口なのに印象的な苦味があとから広がる。
これがキィウィホッブの特徴なんだなと思います。素敵な一杯でした!

ここからは、いろいろと飲んだ中で印象に残っているビールをいくつか報告していきます。
OH!RA!HO BEER タイガー&クレイジージョー
発売したことは知っていたのですがなかなか飲めていなかったクレイジーヘイジージョー(写真右上/以下、ヘイジージョーと呼びます)をこの機会に飲んでみました!
キャプテンクロウとの姉妹品ということでしたがそれほど麦芽の濃厚さが際立つわけではなく、明るくポップでジューシーな味わいでしたよ~おいしかったです。

そして私の知らない商品がもう一つありました。IPA’22~Year of Tiger~(写真左上 / 以下、タイガーと呼びます)というビールです。
正直この商品のことを知らなかったので興味本位で飲んでみることに。アロマは甘くかおり、オーツ麦を使用しているようでまろやか液にはとろみあります。
また肉と一緒に食べるとうまいです。若干の燻製香(これはお肉由来?)、スムースな口当たり。柔らかく泡が弾けてマイルドに口の中を支配します。
総じてうまいです。うまいんですが、先ほど述べたヘイジージョーとの住み分けというか違いが分からず、飲んだ後でブースにいらっしゃるスタッフの方に聞いてみました。
ヘイジージョーの違いについて、途中までの作りは一緒でそのまま発酵させるのがヘイジージョーで、発酵・濾過に関する製法が異なるのがタイガーなんだそうです。
せっかく親切に答えていただいたのに酔っぱらってしまって半分も聞き取れなくて大変申し訳ないことをしました。またどこかのイベントでモチーフやコンセプトのお話を聞ける機会があればうれしいです!お答えいただきありがとうございました。(*^▽^*)
反射炉ビア 頼朝
反射炉ビアさんの準定番、伝統に回帰したというブラウンポーターです。
まず単体でうまい。しっかりカカオのような香りがして濃厚なアロマが期待させてくれます。元がポーターなので飲んだ時のもったり感も少なく飲みやすいフレーバーでした。

八角やその他スパイスをまぶしたナッツとの組み合わせでクリスマスエール感を味わえる、というオツな楽しみ方を教えていただいたので一緒にナッツを購入しました。
クリスマスエールは二次発酵時に概ねドライフルーツなどの果糖を加えるのでもっとねちっこいというか度数も高くて好き嫌い分かれると思いますが、気楽に味わえるという意味で素敵な提案だったなぁと思いました。おいしかったです!(^^)/
さかい河岸ブルワリー クレイジーシトラ
濃色ビールとシトラホップの組み合わせに対する挑戦のビールだなぁと感じました。
私の勝手なイメージなのですがシトラホップといえば柑橘系を思わせる風味が強みであり液自体が明るく軽快になる、さらにはシングルホップならば尚更な気がしています。
しかしこのビールはモルト比率をさかい河岸ブルワリーさん定番のIPA(おそらく濃色系)と同じものにして、ホップはシトラの1点掛けという逆張り感のあるビールであったのでその点挑戦的と思ったわけです。

飲んでみると麦芽とホップが主張し合って喧嘩することなくもなくスムーズに飲めたので濃い目の麦芽でもイケることに驚きがありました。
さらに飲み進める中で料理と合わせてみたとき面白い発見がありましたよ~。
ザワークラウトのような酸味ある料理と合わせると麦芽感が抑えられシトラ寄り、肉料理と飲むと麦芽寄りで苦味と相まって相乗効果を演出します。
つまり料理と合わせると2度おいしいビールだったんです。まるでタイプチェンジするウルトラマンティガのようですね。笑(*’▽’)
こういう発見があるとビールを飲む際の心構えとして単体で飲むことを見越したビールなのかどうかというのは事前に知っておきたい事項だなと思いました。
「いやいや、そもそもビールは食中酒であるからして、、、」ということを言われる気がしますが、心のどこかで単体でおいしいビールを求めている自分がいるんですね。
どうしてもそういったバイアスがかかった状態で飲んでしまう傾向にあるので大事なことを思い出させてくれるビールだなと思いました。(/ω\)
南信州ビール オクトーバーフェスト
南信州ビールさんではオクトーバーフェストで一足先に秋を感じてみました。
うまいです。毎年出されているビールのようなのですが知見がなく残念ながら今年はどうだ、といったことは全く言えません。
しかし私の知っているブラウンエールとは少し違うように感じました。
なんというか麦芽というより米の甘み?のようなものが前半にやってきて、やや?知ってるブラウンエールとは違うぞ、となったんです。
飲み口で香る甘いアロマはそこでとどまり次に来る麦芽の芳醇な香りを邪魔しません。聞き分けの良さというか、譲り合いの精神を感じました。
そうしていつの間にか喉の奥に消えていくキレの良さもあります。

更に温度の上がった状態でも楽しめるビールでした。アロマが変わりさらに麦芽感を楽しめます。
コップの淵で乾いた液が弾くようにベタつくところも良いな、なんて楽しんでる自分に気づいて酔いを自覚しました。(;^ω^)
プランク ヒュルガーフェストビア
はちみつっぽい甘み、最近良く食べてるはちみつ入りヨーグルトの味がするな~というのが最初の感想でした。
でもはちみつのようなクドさはなくて口にベタつく甘みもなく麦芽の甘みといい具合に調和しています。

シュワシュワと自己完結する炭酸、ミードのような口当たりがしてもしかするとラーバー村(プランクの醸造施設がある村)ではミードが飲まれてるのかもしれないなぁなんて想像が膨らみました。(調べてみても出てこなかったですね。。)
ビールはいつも寄り添うものです。食卓や晩酌、スポーツ観戦などに寄り添い、あるいは他のアルコールの代替であることもあるでしょう。
それは全然不名誉なことなんかじゃなくて、そんな多様で受け口の広いビールだからこそ私は好きになれたんだと思っています。(^^♪
おいしかったです。
終わりに
こういったビールのお祭りに行った私は往々にしてビール単体の力、特徴、そして不快感のなさを軸に評価していました。
それはさながらビール品評会の審査のようで味覚を確かめる場であるような面持ちだったんです。(やる資格もないのにですね(;^ω^))
しかし最近ビールイベントへの参加を通してそのような行為はブルワリーのバックグラウンドを無視しているのでは?目の前でサーブしてくれた方が作ったかもしれないビールを購入した瞬間にその人たちと切り離して考えることはナンセンスなのでは?といった気持ちを持ち始めています。
つまりそのビールの主戦場がどこなのかを見定めたうえで飲む方が何倍も楽しめるのでは?と考えているのです。
ビールが提供される空間はいくつかあります。ビアバー、ビアスタンド、ビアパブ、ビアレストラン。必ずしもスタイルの基準に合ったものではなくても、売れ筋のフードに合わせてデザインしたビールを造ることもあるでしょうし、自然とその土地の料理の味にビールの味わいが寄りそうことだってあるでしょう。
そうすると、ビアフェス(2時間制)という短期決戦に対して私のようにビールばかりオーダーするのはもったいないことなんでしょうね。
どこのブースも何かしらフードを用意していて食べ合わせを用意していたんですから。ビールを好きになってようやくこのことに気が付きました。
なんだかスタートラインに立った気分です。笑
次回のイベントではビールとフードをセットで頼むことを意識してみたいな。
それでは今回はここまでにします。GOOD DRINKING!! FOR YOUR GOOD LIFE!!!(^^♪