サケビバ!を通してお酒の発展と振興について考えよう
2022/11/9(水)こんにちは。びあけん1級の問題に撃沈したJIMです。
今日はサケビバ!というイベントごとを見聞きしましたので色々調べてみました。
知らないことばかりでしたのでまとめていきます。それでは書いていきますね。(^^♪
サケビバ!とは
サケビバ!とは国税庁主催で行われているビジネスコンテストです。
お酒の業界活性化や課題解決を目的としたサービスやビジネスプランを募っています。
応募できるのは20〜39歳までの個人またはグループということで若者の目線で若者の琴線に触れるサービスを提案してほしかったのかなと思います。
(応募自体は2022/9/9をもって締め切られました。296の応募があったということで盛況だったようですね!)
サケビバ!の背景を確認してみよう
サケビバの主催は国税庁です。
国税庁がある財務省は、酒類の業界発展や振興のために務めることを任務の一つとしています。(原文は財務省設置法19条をご確認ください。)
このプロジェクトが発足された背景として、昨年、政府は輸出額目標を決めました。(2025年に2兆円、2030年に5兆円)これを達成するため、関係閣僚会議にて「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」がまとめられました。
つまり輸出品目の中に日本産のお酒があるので盛り上げる事業の一環としてサケビバ!は開催されたのでしょうね!
詳細は下記国税庁のサイトをご確認ください。
酒類業の振興に関する主な募集情報
URL:https://www.nta.go.jp/taxes/sake/boshujoho/index.htm
そもそも酒の輸出って今どうなの?儲かってるの?と思いますが、令和4年3月に発行された酒のしおりによれば、ウイスキーやワイン、清酒は輸出金額が前年比で伸びており、また国別でみると中国や香港、台湾、シンガポール、オーストラリアなどアジアの地域に対する輸出が伸びていることが分かります。
この機運に乗じて売り出していくのに案外いいタイミングなのかもしれません。
酒のしおり
URL:https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/01.htm
また、こちらのコンテストで優秀な賞を取った事業プランはフロンティア補助金制度(500万円上限の経費補助)の加点対象になるようです。
つまり、補助金対象になりやすくなるということでしょうか。
逆に言えば主催者側に響くのはフロンティア補助金に採択されているようなサービスということになるでしょう。
フロンティア補助金に関する詳細は下記サイトがわかりやすかったのでリンクを残しておきます。
フロンティア補助金とは?
URL:https://anchorman-inc.tokyo/frontier_commentary
サケビバ!への所感
サケビバ!の背景について確認していきました。
例えばお酒でつながる新しいSNSアプリの開発、なんかは海外でも展開しやすいというメリットがあると思います。と思っていたらフロンティア補助金制度にて既に、”sakeai(サケアイ)”という日本酒のアプリが採択されていました。とても素敵なアプリだと思います。使ってみたいなぁ。ᕙ( • ‿ • )ᕗ
サケアイは日本酒に特化したアプリでしたが、ことビールに特化したアプリを考えてみると、海外で今実際に飲まれているもの、行われている実験的な挑戦、それらを体験したユーザの感想がまとまって見れるアプリとかあるといいなと思います。
グローバルにSNSで繋がった人からの投稿を見て自国の取り組みがないか確認しを発信する、それはウェブ上での飲酒文化の交流であり、その結果各ユーザ間の共通認識の補完、拡張ができたらいいなぁなんて思ったりします。
それから日本産お酒のイメージアップについて、安心安全の日本ブランドという売り込みでもいいかもしれませんが、日本で人気!とかみんな知ってて欲しがるお酒!なんて触れ込みがあれば売り手も売りやすいでしょう。
そういう意味では国内の需要喚起、それから結果的な消費量増加も大事なピースなのだと思い直しました。
それから今やSNS全盛の時代ですから、若者向けの需要喚起の先にあるのはアプリを介した情報発信とシェアによる認知度の向上という恩恵でしょう。これは海外輸出のためには単純な飲酒量の増加よりも重視したい観点ではないかと思います。
つまりたくさん投稿されれば国外のユーザの目にも止まりやすくなるでしょうから、そこから需要が高まり輸出量が増える、とそういう流れを期待できないかと思っているわけです。
そんなこんなで私もサケビバに出せるサービス案を考えてみようと頑張ったんですがすぐに挫折しました。なんかフォーマットがあればとも思うんですが、人には向き不向きがありますね。笑
最後に
今回はサケビバ!というお酒のイベントを通して国が執り行うお酒の振興事業について見ていきました。
サケビバ!は色々な人の目に留まる結果となりネット上では賛否の声を見ることができます。
その中にはお酒や煙草など体に害があるものは控えようという風潮が世界的にできつつある中で、国が主体となって国民に酒を勧めるのはいかがなものか、と言う意見があり確かにと思ってしまいました。
私個人としては日本の酒文化を保全し途切れないように紡ぐひとたちを支える母体は国が良いと思っています。
文化庁は文化財の保護を、農林水産省は地のもの、特産品のブランド力保護(地理的表示保護制度)を、それぞれ日本独自の文化を守り育てる役割を持っているように思います。
国がその任を自覚し実行していること自体が日本文化としてのお墨付きといいますか、安定した発展と振興に欠かせないことのように思いますから、つまるところお酒ラバーな私は国全体で盛り上げようとしてくれてることはありがたいなぁと思う次第です。
さてさて、今日はこの辺で終わりにします。ビールがこの先の何十年間も変わらずクールな飲み物であるために今日もカンパイ!です。
それでは!Good Drinking For Your great Life!!!(*^^*)