BRUTUSでみたお店に行ってみた。

2023/7/2(日)こんにちは。Jimです。

今回はベルギービールのお店ボア・セレストさんに行ってきたときのレポートになります。

先日発売されたBRUTUS特別編集 増補改訂版〜クラフトビールを語らおう!〜を読みまして、36,37ページにボア・セレストのオーナー山田さんの対談記事が載っていたんです。

記事内容に共感しまして、最近飲んだセント ベルナルデュス ホワイトのおいしさや驚きでベルギービールへの関心が高まっていたのもありお店に伺いました。

活気ある通りから一本小さな路地に入ると左手に地下へ続く階段があり、下に降りていくと隠れ家のような素敵な空間がありましたよ。

それでは書いていきますね。

ボア・セレストへ

6月17日(日)、18時頃に銀座線 溜池山王駅に到着した私は暗くなって電飾のつき始めた街を抜けてお店に向かいました。

徒歩5分ほどでお店の前に到着し暗がりの階段を下りて店内に入ると二人の店員さん、私は促されてカウンター席に座りました。

店内を見渡してみると天井近くの壁から描かれた天使が二人、こちらを見ています。

初めて来たにも関わらず柔和で無垢な笑顔に見つめられて何だかリラックスできました。(^^)

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入り口には、おいしそうなビールと料理の写真、ワクワクしますね!

天使の写真は撮り忘れました。

ネロズ ブロンド

一杯目をなかなか決められなかった私は相談に乗っていただいてネロズ ブロンドを飲んでみることに。
ブロンドエール、というのと可愛いラベルが決め手でした。

モチーフはあの「フランダースの犬」のネロとのことで有名文学とビールの組み合わせ、日本であったけなと思いながら飲んでいました。

これがまたおいしくてとても良い出会いになりました。

すごく軽やかなのに密のように甘い、これはみんな好きになっちゃうビールですね。(*^^*)

ボトルコンディションの妙なのか全体的にマイルドでアルコール度数は7%とありますがが少しの引っ掛かりもなくするりと飲めてしまいます。

本当に美味しい。寝る前にこれを飲んだら私もネロみたいにぐっすり眠れそうだなんて考えていました。

これは好きなベルギービールベスト3に入る勢いで美味しかったです。

カンティオン グーズ


続いて樽で繋がっていたカンティヨングーズを頂きました。

そもそも樽で飲めるってすごいですよね。\(^o^)/

ボトルを飲んでみたいと思いながら手を出せずにいたものを先に樽で飲むことになり驚きでした。

味わいは目の覚めるような酸っぱさが飛び込んできます。しかしビール自体はとてもドライでオイルサーディンで濡れた唇もきゅっとなる渋さがあります。

思わず二口目は舌を丸めて下顎を滑らせるように飲んでみると、酸味は和らぎました。

下顎で少し滞留させると酸味を感じない代わりに、もわりと湿気を帯びた得も言われぬ香りが立ち上がります。

香りは果物やスパイスなど添加物ではないような気がするのですがわからず、独特ですが不快ではありません。

カンティヨンではランビックの醸造工程で今でも熱交換器ではなくクールシップ(よく写真で見る屋根裏の浅い冷却層のこと)を使ってるんだそうです。

そういった背景を聞くと、このスパイシーな香りは屋根裏の匂いなのかな?とか、熟成する際の樽の匂いかな?とか、グーズなので熟成期間の違うランビックの熟成香なのかな?とか、いろいろ考えられて楽しいですね。

味わいの理由が原材料だけでなく作り方や時間のかけ方が日本のビールとは違うので想像の余地がたくさんあってとても楽しいビール体験になりました。(^o^)

ローデンバッハ グラン・クリュ


スタイルはフランダースレッドエールでしょうか。

そもそも、グラン・クリュって度数の高いゴールデンエールのことを指すと思いこんでいたのでレッドビールが出て来てびっくり、山田さんに教えてもらったのですが、クリュは柵のことでグラン・クリュ(偉大な柵)はその醸造所の一級品を指して名付けるものらしいです。

また一つ賢くなれましたね。(^^)

味は先程のランビックとは違い明確にベリー系の強い酸味とフレッシュさが魅力的です。

一方それに反する熟成感もたしかにあり2つが混じり合う中で唯一無二感というかビールの説得力が増している気がします。美味しいです。(^o^)

マイケル・ジャクソンのビール大全を見ると星4つでした。

またこのビールにザクロシロップを入れる人もいるんだって!素敵ですね。

また出会えることを願ってザクロシロップ用意しておきたいです。(^^)

最後に

ここまで飲んでみた感想を書いていきました。

今回たくさんの人を魅了するベルギーの伝統的な作りのビールの良さを垣間見れた気がします。

味わいの多様さの由来は、醸造工程、ボトルでの二次発酵、グーズのような時期の異なるビールのブレンドなどいろいろありますが人を引き付ける理由は珍しさだけでなく味わいを楽しめてまた飲んでみたいと思わせるところにあるんですね。

また味わいの多様さを体験するとベルギービールを出すお店へのリスペストも高まりますね。

ボア・セレストさんでは私が聞いたとき時点でビールの美味しさのために7台の冷蔵庫を使ってそれぞれ温度を設定し管理しているそうです。

注文されるその時まで美味しい状態を保つ事自体に労力がかかっていて、そのビールは私みたいな初めて訪れた人にも注文して良いということがとてもありがたいことに感じました。

ネットで品物が買える時代にあって珍しいベルギーのビールがそこにあるという価値だけでなく、美味しい状態で提供してもらえるからお店に通うんだと思います。そしてビールを好きになる理由になんでしょうね。

7月にはランビックを集めたイベントがあるそうです。知らない世界なのでちょっと不安もありますが、そんな人でも参加して大丈夫とのことなので行ってみたいなと思っています。

Facebook:

https://www.facebook.com/BOISCERESTE

今回はこれで終わりにします。

それでは!Good Drinking!! For Your Good Life!!!(^^)

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