ケルシュビールを飲んでいい気分!

2024/5/4(土)こんにちは、ご無沙汰しております。Jimです。
今回はケルシュビールを飲んでいろいろと想像をふくらませることがありましたのでその時のことを書いていきたいと思います。

ちなみにドイツにはまだ一度も行ったことがなく主に本やネットの情報を基に書いてます。あしからず。

それでは、どうぞ。\(^o^)/

目次==========
-ケルシュビールの特徴

-ケルシュビールができた背景
-どんな街で飲まれているか
-日本においてのケルシュビール
-最後に

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ケルシュビール の特徴

ケルシュビールは煎りの浅いピルスナー用の麦芽と上面発酵酵母(ケルシュ用の酵母)を使いつつ、10℃程の低温で発酵させたうえでろ過したエールビールです。

フルーティでさわやかな香り、ごくごくと飲める初夏にぴったりのビールですね。(^^)

ケルシュについて知るためにひとまずドイツで作られたケルシュを飲んでみようと思いまして、フリューとガッフェルのケルシュを買って飲んでみました!

ビールは透き通った明るい黄色、泡はきめ細やかでアロマは酵母由来のフルーティさがあります。

飲み口は軽く甘味や麦芽の香ばしさは少なめ、後からホップ由来の苦みを感じます。
ガッフェルには小麦が使用されており泡のもちもち具合と若干のとろみが口当たりをよりよくしているように思います。
ヴィースは無濾過のケルシュだそうで、ケルシュ協定の規定に合わないためケルシュとは言えませんが元祖ケルシュという事で飲んでみました。
どれもおいしかったです。(^-^)
<フリュー ケルシュ>


<ガッフェル ケルシュ>
<ガッフェル ヴィース>

ケルシュビールができた背景

「ケルシュ」は1985年にドイツのケルンにある24の醸造所が調印したケルシュ協定で定義されています。

そしてこの24の醸造所で作られたビールのみがケルシュというビールを名乗って醸造、販売ができます。(原産地統制呼称)
協定が作られた背景として、当時ビールの工業生産化が進むことに危機感を持った醸造家たちによって取り決めを作り生産地、作り方、注ぐグラスまで協定で指定されています。

参考:https://de.wikipedia.org/wiki/K%C3%B6lsch-Konvention

今回は生産地であるケルンとはどんなところなのか、どうして協定に記載した醸造方法に限定したのか、時代背景をもとにケルシュの作られた経緯を想像してみたいと思います。

どんな街で飲まれているか

ケルシュが作られたケルンはドイツ連邦共和国の西側にあり今も歴史が息づく街です。
地域を縦に流れるライン川は上流はスイスから下流はオランダまで流れておりケルンはライン川の中流域にあります。

元はローマ時代(1世紀~3世紀)に増えすぎたローマの人口を移植させたり退役軍人に職を与えるための植民都市(コロニア)があった場所でした。
それから時を経て、神聖ローマ帝国(9世紀~18世紀)のころにはケルン大聖堂が立てられローマ・カトリック教会を信仰する方々が巡礼に集まる場所になりました。

ローマ人がいたライン川流域にはぶどうの生産方法とワイン造りが広まりました。

ケルンから見て上流、ドイツ南部では今もブドウ畑が広がり葡萄酒が生産されています。

商業都市であり交通の要衝でもあったこの街では近辺で作られたワインが飲まれていたことでしょう。

ビールについて言えば、10世紀ごろから15世紀まではグルートビールが作られており15世紀からはグルートが禁止されたことからポップと小麦麦芽を使ったビールが造られていました。

時代とともに精麦技術の向上したことで小麦を使わなくても明るい色のビールが作れるようになったため小麦は使われなくなり、濾過技術の向上により透き通った現在のケルシュに行きついた、という事らしいです。

以下、感想になります。

ビールの味わいの成り立ちについて、昔から飲まれているリースリングワイン(白ワイン)の良し悪しをビールにも適用したのかな?と思ったりしました。

ワインの商品説明文を読むと甘み少なめで香り爽やかな系で似てる気がするのです。実際にドイツの白ワインとケルシュの飲み比べなんてのも面白そうですね!

ドイツビールには珍しい原産地統制呼称もワインに倣ったからと思えば納得できますね。

そんなこんなでビールの成り立ちについてはちょっと理解できた気がします。(^^)

日本におけるケルシュ風ビール

日本でも多くの醸造所でケルシュ風ビールが作られています。その中でいくつか飲んでみました。

個人的にはロコビアと安曇野穂高ビールのケルシュが美味しかったです。

小麦が入っていたり、無濾過だったりするのはおそらく本場ケルシュのリスペクトですかね!どれも美味しかったです。(*^^*)

〈六甲ビール ケルシュ〉

〈ロコビア ケルシュ〉

〈信州諏訪浪漫 ケルシュ〉

〈安曇野穂高ビール ケルシュ〉

〈宇奈月ビール ケルシュ〉

ケルシュとの食べ合わせをするなら私のおすすめはせんべいです。
サクサクとした食感にしょうゆや塩、味噌で味をつけ焼き目をつけて香ばしくしたせんべいにケルシュは合うんですね。

ケルシュビールの良さである酵母由来のフルーティさを消さず、かと言って醤油等の風味とも喧嘩しません。

ホップ由来の苦みもせんべいの焦げた香ばしさと相乗効果がありこれまた馴染んでうまい。

ケルシュ自体に麦の風味が少ないからか、塩味のせんべいを食べるとコメらしい穀物感が引き出されます。
そうして追加で塩味を感じたくなってせんべいをもう一枚食べちゃうんですね。これは無限に食べてしまいます。試すときはお気をつけください。(^o^)

最後に

ここまでケルシュについて書いていましたが、調べているとやはり現地に行って飲みたい!と思うようになりました。

そこで妻に「ライン川の上流からゴールのケルンに向かって川沿いを下りながら道中ワインやビールを楽しむ旅はどうだい?」と提案したところ、理由も聞かず却下されてしまいました。

きっと楽しいだろうに、と思いつつ残念ですが妄想のまま心にしまっておこうと思います。(^^)

それでは今回はここまでにします。Good Drinking!! For Your Good Life!!!\(^o^)/

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