クラフトビアジャパンホップフェスト2023に行ってきました

2023/11/3(金)こんばんは。今年も日本ビール検定に撃沈したJimです。
今年は9月から学習の時間を取るようにしていたのですがなかなかうまくいかなかったですね。

それはさておき、今回はクラフトビアジャパンホップフェスト2023のイベントに行ったときの報告になります。美味しいビールがたくさん並び、夢のようなイベントでした!

それでは書いていきますね。(^^)

イベント概要

クラフトビアジャパンホップフェスト2023は日本産ホップを使ったビールを楽しむお祭りで9月から11月にかけていくつかのイベントが行われています。

その中でも今回参加したのはスプリングバレーブルワリーの店舗で行われたメインイベントでした。

21日(土)、22日(日)各2部制のうち、私は21日の夜の部1階のフロア席に参加しましたよ。

17時からの会で少し遅れて17時半頃についたのですが、既に席は埋まり18種あったビールはそのうち9個が売り切れとなっていました。

出遅れてしまって残念でしたが飲めたビールもとても美味しかったですし、盛況ぶりを見られてなんだか嬉しくなりましたね。

以下、その時の写真です。次に飲んだビールの中でも覚えている3種の感想を書いていきます。

フレッシュホップ~最優秀圃場IBUKI~ SPRING VSLLEY BREWERY

うまいです。しっかりとした苦みにあっと驚きます。アメリカンポップのようなジューシーな苦みが口いっぱいに広がりますが喉元すぎればあっさりとしたものです。

このキレの良さが醸造技術の高さなのでしょうね!

また、使っているホップは名前の通りIBUKIでしょう。信州早生のような香りを想像していたのですが個人的にはモザイクのシングルホップを飲んだときのような香りで、フィッシュアンドチップスに齧り付いてこのビールを流し込むと苦みは抑えられて噛みしめるうまさがありました。

ウェットホップだけでこれだけホップのキャラクターを出すのってどのくらい使ってるんでしょう。
そう考えると贅沢なビールなのかもですね!

HOKUTO 八ヶ岳ブルワリー

花の香りか香草か、ユニークなアロマでかいこがねの魅力を鼻から伝えてくれます。

モルト感が控えめで甘みも少なくフレーバー自体は軽いように錯覚しますが、油ものと合わせると吟醸香のような鼻の奥でパッと広がる香りが立ち、飲み込んだ後には喉奥が熱くなる感覚がします。

これはうまいです。アロマを引き立てるためにモルトの甘みや香ばしさを抑えているのかな?なんて妄想するとなんだか嬉しくなってもう一口飲みたくなります。

ベアレン フレッシュホップラガー ベアレン醸造所

スッキリしつつ麦芽の香ばしさもあり、アロマにきんと立つあの香り。これはうまい直球勝負のビールでした。

ベアレン醸造所といえばドイツの醸造設備を使って伝統的なドイツビールを作るイメージがあり、飲む前はヘレスのような浅めに焙茶されたモルトの淡白なフレーバーなのかなとか思っていましたが、ザーツホップのフレッシュなアロマが全面に出ていて最高に美味かったです。

個人的な妄想ですが、このビールには『ベアレン醸造所がジャパニーズラガーを作ったら?』というコンセプトとか裏テーマがあったら面白いな!、なんて考えていました。

おみやビールを飲んでみた

イベントの帰りにはお土産としてスプリングバレー496と試飲缶のジャパンエール〈香〉をいただきました。

ジャパンエール〈香〉にはあのムラカミセブンというホップが使われており、このホップを使ったビールをいつか飲んでみたい!と思っていたので一足先にもらえて嬉しかったです。(^^)

実際に飲んでみると、496に通じる高級感といいますか複雑な味わいがありつつ、口をつけるたびに感じる香りが変わってすごく面白かったですね!

言葉にするのは難しいですが鼻から吸い込む香りと鼻から吐き出すときの香りが違っていて、口の中にビールがあるときとないときでも香りが違って感じます。

個人的には、コップに口をつけたままちびちびと少量を口に含ませ続けて、アロマとフレーバーが交互に押し寄せてくる感じが良かったですね。

はたから見ると飲み方が汚いかもしれないのでお家でやるようにしてます。参考までに。(^^)

イベントの所感

※以降、私の所感になります。一飲み手の管巻き寝言なのであしからず。m(_ _)m

このイベントの趣旨は、日本産ホップの収穫をお祝いするというものでした。

イベント内ではIBUKIというブランドのホップがフィーチャーされ提供されたビールもIBUKIが使われたものが多くありましたね。

そのため今回のイベントは日本オリジナルのホップを普及させて生産量を増やそう、その先頭にIBUKIを立てよう、という風に受け取っていました。

しかしホップの生産性を増やすことを考えるなら需要のあるアメリカンポップも作っていく必要もあるのでは?と思い、そう考えると海外原産のホップでも日本で生産されたホップであれば日本産ホップと呼んでいいよね、と思い直しました。(おそらくこの解釈で合ってると思ってますが違っていたら教えてください。)

そうすると、ホップのお祭りの中でも例えばカスケードやモザイクを日本でも安定して育てられるようになったといった成果もフィーチャーされたら嬉しいですね!品質の高いカスケードを作れるって誇れることだと思います。

また、日本産ホップ=フレッシュホップ用と思われるのももったいないなと思います。

ですので、例えば国産ホップ使用の腕章のマーク作ってラベルの左肩部分に入れるなんてこともあっていいと思います。

そうすることで購入者にとってわかりやすくなり、そのマークが購買意欲につながるようになれば日本産のホップを使うことがブルワリーにとってある種のステータスになる日が来るのかも?、なんて妄想が広がりますね。\(^o^)/

最後に

今回はクラフトビアジャパンホップフェスト2023のイベントに参加したときの感想を書いていきました。

イベントの中でホップの生産者だけでなくビールの作り手や飲み手の方が日本でホップを作ること、そしてビールに日本産ホップを使うことの魅力を発見し、そこかしこで『日本産のホップってこうあって欲しい!』という思いを言葉にする機会が生まれたと思います。

私も所感で管巻きを垂れ流しましたが、そもそものベースとして日本のビールが持続可能な農産物の上に成り立っていてほしい、という気持ちを持つ機会になりました。

それは単に輸入に頼りきりにならないというのもありますし、ビールに地域の特産品を副原料として入れるだけではなく原料自体を日本の各所で揃えられることで、身近なところに生産、製造、消費のプレイヤーが集まってその中でサイクルを回せるようになりより地域に根づき洗練されたビールが出来上がっていく気がしたからです。

そんなビールを飲んでみたい、私もその輪の中に入れたら楽しいだろうな、なんて思いつついちビールファンとして飲み手であり続けたいなと思っています。

それでは今回はここまでにします。Good Drinking !! For Your Good Life!!(^o^)

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