準強力粉を使っていろんなパンを作ってみよう!

2025/12/13(土)こんにちは、Jimです。皆様どのようにお過ごしでしょうか。

今回は準強力粉というものを買いましていろんなパンを作ってみました。その時のレポートになります。

小麦粉はタンパク質(主にグルテンのもとになるもの)の含有量が多いものを強力粉、少ないものを薄力粉と言います。

グルテンとは、小麦粉に水を加えてこねることで生地に粘り気を出すグリアジンと弾性を出すグルテニンが絡み合うことでできる網目状の複合体です。

つまり準強力粉はグルテンのもとになるタンパク質の量がふかふかしたパンに使われる強力粉よりも少なく、うどんなどに使われる中力粉よりも多くなっていて、例えばフランスパンやデニッシュなど外はさっくり、中はもっちりとさせたいパン向けの小麦粉です。

今回はプレッツェル、ベーグル、パロタの3つを作りました。それではどうぞ!\(^o^)/

※パロタにはイーストは使いません。

プレッツェルを焼いてみた

準強力粉を買ったきっかけは、『プレッツェルを自作したい!』という思いでした。

スタンダードなプレッツェルも素敵ですがアツアツで表面はカリカリ、中はもっちりしてバターと塩がアクセントのプレッツェルが食べたかったんです。

レシピを探すと富澤商店の公式サイトにありました。

熱い思いを胸に仕事帰りに富澤商店に寄って準強力粉1キロを購入して家に帰ると妻はあきれていましたね。(^^)

使い切れずに余るのでは、という妻の疑念に1キロをちゃんと使い切ることを約束した私は早速プレッツェル作りを敢行。

プレッツェルを作る工程で特徴的なのは一次発酵を終えて成形した生地を食用の重曹を溶かしたお湯(ラウゲン液)に湯通しする点でしょう。

ラウゲンとはアルカリのことです。生地を浸すことで表面にアルカリ成分をまとわせ、メイラード反応を促進させることで焼き上がりが濃い茶色になります。

一次発酵の後でゴムのように縮む生地をなんとか細長く伸ばしてあの腕組みポーズの形にしたら1リットルのお湯に50グラムの重曹を溶かして生地をくぐらせました。

この後は二次発酵を行わず焼くだけだったのですが成形と湯通しに時間をかけすぎたようです。

ぷくぷくと膨れて不格好になりました。お店のようにとはいきませんでしたね。\(^o^)/

最後に予熱しておいたオーブンで12分ほど焼いたら完成です!

見た目は不格好ですが塩が効いてておいしかったです。作り方は慣れるまで練習が必要ですね。(^o^)

※レシピを見るとリスドォルという商品を使っていましたが私が買ったのはトラディショナルという商品でした。トラディショナルはリスドォルをベースによりハードなパン向けに小麦を配合した商品だそうです。

参考レシピ:富澤商店 基本のプレッツェル

https://tomiz.com/recipe/pro/detail/20190318094943

ベーグルも焼いてみた

次にベーグルを焼いてみました。

ベーグルの作り方はプレッツェルにとても似ているんですね!

違いは湯通しするお湯に重曹ではなく、はちみつやモルトエキスを入れて湯通しする点です。

はちみつなどを入れるのもベーグルの表面を色づきやすくするためなので目的は共通しています。

せっかくならとクランベリーとクリームチーズを入れたベーグルを作ってみました。

一次発酵後の生地にクランベリーを混ぜ込んで切り分けます。そうして10×20センチの長方形に平たく伸ばしてクリームチーズを手前に塗ってくるくると丸めました。

棒状になった生地の片方の端を平らにして、もう一方の端を包むようにしてドーナツのように端と端をつなげます。

この状態で30分ほど二次発酵させ、一回り大きくなったところで蜂蜜を溶かしたお湯で湯通しするのです。

その後はさっと乾かして予熱しておいたオーブンで15分ほど焼けば出来上がり。簡単ですね!

見た目は良い感じだったんですが、表面が結構硬くなりました。中はもっちりというよりぎっちりでしたね。中のクリームチーズがボソボソになっていた点もイマイチでしたが、どうやって作られているかを知れたのはとても良かったです。(^o^)

パロタを作ってみた!

最後にパロタを作ってみました。

残る準強力粉はあと一回分、何を作ろうか考えていた時にとあるポッドキャスト番組で取り上げられていて作ってみようと思い立った次第です。

パロタとは南インドで作られるデニッシュ風のパンです。

サルナと呼ばれるココナッツ風味のスパイシーなグレイビーソースをかけて食べるのが一般的とのこと。

手元にあるハーブ&スパイス辞典ではアジョワンの項にパラタの写真が載っており、南西アジアではパンやペストリーにアジョワンを練り込んだりトッピングに使うと書いてあります。

パロタはパンなのかペストリーなのか、それはともかく発酵はさせず油を使って生地同士がくっつくのを防ぎながら層状に折り重ねて成形します。

刷毛でこれでもかと油を塗ると生地の縮む勢いが少し収まるので、その間に手で伸ばしていきました。

そうして蛇腹に重ねてバラのように丸めた生地を平らに潰してフライパンで焼きます。

出来上がり、見た目は良いんじゃない?、と心をときめかせて食べてみたところ中心は薄い層がパリッとしていましたが、外側は伸ばしきれず固かったですね。(^o^)

どうも正解が知りたいと、福岡県内でパロタをメニューに出しているお店を探してみてD・カジャナ呉服町店に行ってきました!

Aランチ(チキンカレー、パランタ(+300円)、サラダ)とチャイ

大きいですね!パランタとは北インドでのパロタの呼び名と思います。

鉄板で焼くイメージでしたが、焼き目のつき方からして窯焼きでしょうか。

親指と薬指、小指でパロタをつまみ、人差し指と中指で押さえて一口サイズにちぎる方法も試してみましたがなかなかに時間がかかるので両手でバラバラに割いてカレーをかけて食べました。

ルーに沈む炭火のチキンが美味しいですね!

パロタで肉を摘もうにも一口で行くには大きく、弾力があってほぐせなかったのでスプーンで食べました。

チキンカレーもいいですが、次はサルナをかけて食べてみたいものですね!\(^o^)/

note:parottaのある生活

ポッドキャスト:

東京マサラ部のオールインドニッポン!

#19 南インドの渦巻きパン

https://note.com/philosophycurry/n/n27a846ce872e

ハーブ&スパイス辞典:

https://www.seibundo-shinkosha.net/book/cooking/93219

D・カジャナ呉服町店(食べログ):

https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400106/40035041

最後に

今回は準強力粉を使っていろんなパンを焼いてみました!いかがだったでしょうか。

食べてみたいなと思ってもらえたなら良かったです。(^o^)

どのように作られているかを知ると自分でもやってみたくなりますね!

しかしいざやってみるとお店の味とは違っていて、その違いが生まれること自体が楽しいと感じています。

この差がどこに生まれるのかを知りたいと思いつつ、差を縮めたいとは思わないあたりが私らしいなとも思います。

このあたりで終わります。

それでは!Take care Take a beer, To what you wish To good days!!\(^o^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です