インドカレーに関する音声配信を聞いています
2022/4/20(水)温かい日差しに澄んだ青空、初夏のすがすがしさを感じているJIMです。
なんといってもこの時期の空気が好きなんですよね。
心の奥まで澄んだ空気が入り込んできて、さしずめ心の換気だなんて思ったりします。
今日はビールから少し離れまして、インドのカレーについて書いていきたいと思います。
というのも最近 ”TOKIO CURRY CLUB” という音声配信番組を聞き始めまして、
その番組の中で飛び交う用語、出てくる料理の構成、味付けが気になってしまい時間を見つけて調べていたんです。
せっかく調べてみたんだからどこかでアウトプットしたいなぁ、なんて思いまして今回備忘録的に書いていこうと思い立ちました。
調べてみて思ったことは、インドカレーと一言で言っても地域によっていろんな種類があります。
また文化的な背景がいくつも重なって今の食事があるようです。
そんな魅力いっぱいのインドのカレー文化についてちょっとでも興味を持ってもらえたらうれしいなと思います。
それでは書いていきます。
●TOKIO CURRY CLUBの番組サイトは下記のURLからどうぞ!
URL:https://spinear.com/shows/tokio-curry-club/
インドカレーってどんなもの?
多くの日本人同様、私も日本味のカレーが好きで何日連続でも食べることが出来る料理だと思っています。
しかし日本家庭に普及したカレーはイギリス海軍のレシピがもとになっていてインドで作られる”カレー”とは違うものでしょう。
いろいろ調べてみましたがインド全体を通してカレーを語るのは少し抽象的過ぎて適切な言葉を見つけられませんでした。
それでも言うとすれば、一般に日本人が”インドのカレー”と呼ぶものはインドの郷土料理の総称であり主に数種類のスパイスを使用した
煮込み料理、ではないでしょうか。
そこの土地の食材を使い、気候などの条件に合わせた味付けをしていて地域によって多少差異のあるバラエティ豊かな料理なんだと思っています。
インド料理の名前や具材を個々で覚えるよりも土地柄というか地理情報とリンクさせていく方が楽しく覚えられそうだなと感じましたね。
何度も言うようですがひとまとめにインドのカレーというのは少し横暴な気がします。
具体的にインドの郷土料理にはどんなものがあるのか、百聞は一見に如かずということでカレー屋さんで食べてきましたよ。
満を持してカレー屋へ
一軒目は近所にあるカレー屋さんに行きました。
よく街を歩いていると見かけるインド感がすごく伝わる店構えのお店です。
そこではカレーランチを注文、到着した料理は一つのお盆の上に数種のカレーが小さめスープ入れ?に入っていて、お盆の半分を覆うような巨大ナン
がどっしりと鎮座していました。
カレーの内訳はマトンがごろりと入ったカレー、粘度の高い緑色をしたカレー?、豆がたくさん入ったカレーです。
これらは北インドでよく食べられている料理みたいです。
メインのマトンカレー、粘度の高いのはチキンサグ、そして豆のカレーはダールタドカだったかな。
ナンは小麦粉を練って発酵させた生地をタンドール窯でパリッと焼いたものですね。
北インドでは小麦が生産されていることを踏まえるとその土地のものを食べているんだ感も味わえます。
味という観点では物珍しい、というところでとどまってしまいますが事前に仕入れた料理知識や風土と照らし合わせながら食べる体験はとてもエキサイティングできるものでしたよ~(^^♪
続いて、せっかくならと東京駅八重洲地下街にあるエリックサウスというお店に行きました。
ここでは”ミールス”と呼ばれる定食を食べてみましたよ。
食べ方がちゃんと決まってあるようでラミネート加工された食べ方の紙を見ながら食べ進めました。
この店ではナンではなくバスマティライスという面長のご飯やターメリックで炊いたご飯、
それからワダにウプマにパパドといったお菓子のような主食もいただきました。
一見簡単に食べきれそうな量に見えたんですが、途中から急におなかが膨れてきたのを感じておかわりはしませんでしたね。
「バスマティライス大盛りで」なんて声が聞こえてくるので慣れたらいくらでも食べられる食事なのかも。
正直なところ、ミールスは一回食べただけでは形容しがたい料理でしたね。
インド料理は他にもたくさんありますから、今度エリックサウスを訪れた際はもう一度ミールスも食べたいし、ビリヤニも挑戦したいと思っています。
インド料理のおいしさには気付けてないけど
インド料理、音声配信を聞くとそれらはすごく”おいしいもの”でその味を知らないのはもったいない、そんな風に受け取っていただけに
実際に食べてみて彼らの心境を察するにはまだスタートラインにすら立ててないような気持ちになりました。
でもそこで終わるのは少しもったいないと思いましてまずは彼らが口にしていたカレー用語、料理名などキーワードを
一つ一つ拾い上げてネットで調べることから始めました。
そこで驚いたのは主食の種類の多さです。
そこはカレーの種類じゃないんかい!と聞こえてきそうですが、私はこっちの方が気になりました。笑
インドには小麦が取れる地域、お米がとれる地域、豆の取れる地域がそれぞれあって材料は異なるけど
作るそれはなんとなく形が似ていて、いつもカレーの隣にいる彼らに惹かれるものがあったんですよね。
私調べでは19種類見つけました。下にグルーピングして列挙してみます。ほかにもあったら教えてください~
[小麦粉_発酵あり(ナン生地)]
(①ナン、②クルチャ、③パドラ:ナン生地をタンドール窯で焼いたり、あげたり具材付きなもの)
[全粒粉_発酵なし]
(④チャパティ、⑤ロティ、⑥プーリー、⑦パラータ:薄く延ばして焼いたりあげたり、層にして食感を変えたりしたもの)
[豆、豆粉]
(⑧パパド、⑨ワダ:豆を粉にして薄焼きにしたりドーナツにしたりしたもの)
[米粉]
(⑩ウッタパム、⑪ドーサ、⑫アッパム、⑬イディアッパム:米粉を使用した生地を薄く焼いたもの、ビーフン状にしたものもある)
[セリモナ粉]
(⑭ウプマ:セリモナ粉(荒い小麦粉)を使用したピラフのようなパラパラとしたもの)
[米]
(⑮プリオテライ、⑯ビリヤニ、⑰ターメリックライス:バナナの葉で包んだちまきご飯、バスマティライスとマサラの炊き込みご飯、ターメリックで炊いたご飯)
[蒸しパン系]
(⑱サンナ、⑲イドゥリ:蒸しパン、地域によって米やラウド豆、セリモナ粉、ココナッツを使うなど特色あり)
最後に
今回は音声配信を聞いたことをきっかけにインドのカレーについて調べてみて、思いのままに書いていきました。
食べに行けたのは北インド、南インドのごく一部の料理だけです。
それぞれの地域にはほかにもたくさんの料理がありますし、インド内で言えば東インド料理(ベンガル料理)、西インド料理(ゴア州含む)、
周辺国にはスリランカ料理、パキスタン料理、ネパール料理といった近しい料理たちがいます。
実際に食べてみないことには分からないことだらけだなと思いながらもビールと違って材料さえあれば自作のチャンスがありますから
再現という楽しみもありますね。
カレー好きの彼ら彼女らが何をもっておいしいと言っているのか、それを知る日が来るまで
ひとまず調べ物や食事を続けてみようかと考えている今日この頃です。
それでは今日はここまでにします。お疲れさまでした~。(‘ω’)ノ